木戸雄介「架空投資詐欺被害者の動向」

(株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
東京都港区新橋5-22-6 ル・ク ラシエルBLDG.2-3階

架空投資詐欺被害者の動向

"未公開"や"非上場"を語ることで実際には存在しない株を買わせ、蓄えた金をだまし取る架空投資詐欺の被害が、ここ数年で急上昇しています。警視庁によると、架空投資詐欺被害者の約9割が60歳を超えるシニア層の人々です。
老後の備えの不安にかられた末に、つい手を出してしまったケースが多いのだとか。その被害額は、2013年の前半期だけでも約97億円にのぼっています。2010年度の架空投資詐欺被害総額は約7億円なので、3年間で10倍以上に膨れ上がっているということになります。老後の不安もそうですが、孤独な生活を送っている高齢者が勧誘者からの上辺だけの情にほだされてしまうという側面もあるのでは、と思っています。長年汗水流して働きコツコツと貯めてきた預金が一瞬にして消えてしまうというのは、あまりにも残酷です。取り締まりの強化のみならず、高齢者への常日頃からの心配りも重要ではないでしょうか。

木戸雄介が憤慨

架空投資詐欺の被害が起きています。木戸雄介は高齢者に詐欺を行い資産を巻き上げる詐欺に憤慨しています。架空投資詐欺は、価値のないものや未公開の株を不当に高額で売却してそのまま行方をくらましたり、実際に存在する有名な会社の未公開株を一般的な額よりも高い額で販売したり、違法な勧誘で出資を迫ったり…ということがあげられます。
これらの架空投資詐欺の被害は、そのほとんどが高齢者だそうです。お年寄りをだますなんて本当に許せません。架空投資詐欺に引っかからない様に、高齢者の方は注意してくださいね。これって架空投資詐欺?と思ったらまずご家族など信頼できる人に相談しましょう。

繋がりの強い社会を

成年後見制度と言うものをご存知でしょうか?成年後見制度とは、認知症や精神障害などの影響によって判断能力が低下してしまった者に、後見人などの代理人を付けることによって、財産を管理したり、契約の締結などを行うなど、本人を援助するためにある制度です。この制度が悪用されるという事が起こっています。認知症である本人の後見人になり、本来であれば財産管理などをしなければならない立場なのに、あろう事か本人の財産を自分の借金返済の為に充てようとしたという事例がありました。自分の私利私欲の為に、本人が気付かない事を良い事に好き勝手しようとする行為を木戸雄介は決して許す事が出来ません。本人ではなかなか気づくことが出来ません。周りの人達がサポートする事がとても大切なのではないでしょうか?もっと人と人との繋がりが強い社会になる事を願います。

11人の外国人グループが逮捕された投資詐欺事件

高齢者を中心に、年々被害が急増し続けている投資詐欺。 そんな混沌とした状況の中、被害者をさらに苦しめかねない悪質な事件が発生しました。警視庁によると、韓国人グループ11人が、投資詐欺の被害を受けた人をターゲットに「奪い取られた金を取り戻す」との名目で勧誘の電話をかけたとのことです。 彼らのアジトには、養殖事業への投資を騙った詐欺の被害者約7000人のリストが存在していました。 電話を受けた男性がすぐに通報したため、更なる被害はくい止められたそうです。不幸中の幸いではあるものの、被害者リストが犯罪者の間で出回っているという事実には、恐怖を覚えました。

偽造した関東財務局の印章を用いた文書による詐欺的行為

偽造した関東財務局の印章を用いた文書による詐欺的行為が、今年に入ってから目立つようになったそうです。この投資詐欺に注意が必要です。 金融庁のホームページに注意喚起と共に、寄せられた情報例が記載されていました。 「実在する金融商品取引業者等を名乗る者から、手持ちの未公開株を高値で買い取ると持ちかけられ、当該未公開株の買増しを勧められた。その業者との契約書には、偽造した関東財務局の印章が用いられていた。」「投資組合を名乗る者から、資金の貸付けに応じると持ちかけられ、多額の手続費用を振り込まされる詐欺被害にあった。その投資組合からは、「関東財務局が投資組合に発行した文書」を見せられ、いかにも信用できる話のような説明を受けていた。」とのことです。

歴史的投資詐欺事件

歴史的に世界的に有名な投資詐欺事件として木戸雄介が思い浮かべるのは、チャールズ・ポンジーです。1920年代初期にチャールス・ポンジーという男が起こした投資詐欺事件です。高い利益をもたらし、リスクは全くないか、低いリスクであることを約束すると投資家たちに投資を持ちかけ、次々に騙していきました。この男が由来となり「ポンジー・スキーム」という言葉が生まれました。「出資してもらった資金を運用しその利益を出資者に還元する」といいお金を集めながら、実際にはほとんど運用を行わずに以前からの出資者に次の出資者から集めたお金を配当金として渡すことで、あたかも資金運用を行っているかのように装うことです。

バーナード・L・マドフの投資詐欺事件

投資詐欺事件はいろいろありますが、木戸雄介が今思い浮かべる歴史的詐欺事件の犯人といえばバーナード・L・マドフでしょう。アメリカ合衆国の実業家であり、元NASDAQ会長です。なんとこの男は30年もの間、人々をだまし続けました。ユダヤ人社会で一目置かれている存在だったそうです。そのため、ユダヤ人コミュニティーの信用の輪の中で広がってしまい、ユダヤ人の慈善団体や学校などもマドフに資金を預けてかなりの額の被害を被ったとか。現在もノースカロライナ州の刑務所に服役中です。刑務所ではバーナードに投資被害にあった服役囚がいて、バーナードは殴られ骨折したとか…。

金融機関装い詐欺の手口

年々、詐欺被害が増加の傾向にあります。手口も様々で次から次へと新たな手口が生まれています。今回は木戸雄介が詐欺の手口の一つ、公的機関装い詐欺について話したいと思います。ある日、A社と言う会社から当社の未公開株式を買って欲しいと電話が入ります。そして、後日パンフレットなどが送られてきます。すると、今度は金融庁を名乗るBから電話が掛って来て、未公開株式がらみの詐欺が多発しているので注意するように・・・というような内容を話します。この話を聞いて、A社の事を相談すると、BはA社なら大丈夫なので安心してください。などと言いその言葉を信用して、A社から株式を買ってしまいます。結果、A社は倒産したというような手口が公的機関装い詐欺です。金融庁などの公的機関が未公開株式や社債などに関与する事はありませんので注意してください。