2013年10月31日木曜日

日本がTPPに参加するメリットとデメリット

チリやペルーなどの新興国と、アメリカやオーストラリアといった先進国混合の9カ国による自由貿易協定として立ち上げられたTPP。
貿易の新たな可能性を模索するTPPに、日本は同盟国であるアメリカに参加を強く迫られています。
実質的に立場が下である日本政府は意向を受け入れ、具体的な話し合いをスタートさせました。
しかし、日本のTPP参加については、国内で賛成派と反対派が激しい火花を散らしています。
メリットとしては、関税が撤廃され価格競争も世界規模になることで、米や肉、乳製品のような輸出入の対象となる食材の価格が安くなる、というのがあります。生活者にとっては歓迎すべき点です。しかし、日本国内の生産農家への大きな打撃というデメリットも予想されます。
また、TPPにより食材の原産地や農法が市場で判別できなくなります。品質の良さを追求する傾向が強い日本人には、迷惑な話です。
また、医療分野においてのTPP参加は、日本にデメリットしかないと予想されています。自由化により、保険のシステムが崩壊する可能性が限りなく高いからです。
すでに、あらうる交渉の場で、アメリカからの圧力が目立っています。わずかなメリットよりも、取り返しの付かないデメリットのほうに国民は注目すべきであり、政府の動向を見守ってゆかなくてはなりません。
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(株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
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