2012年10月2日火曜日

ペイオフ解禁

バブル崩壊後、銀行が倒産するという異常事態は珍しいことではありません。 破産の連鎖をきっかけとして、定期預金や積立金など個人が預けていたお金をすべて保障する、 ペイオフ凍結となりました。ペイオフは、1000万円+利息という保障の上限が設けられています。 金融機関は安定性と信頼性のもと運営を行うべきものなので、ペイオフ凍結は当然のことです。 しかし、2005年の4月を境としてペイオフ解禁となります。
つまり、預けている額が大きい人ほど、ペイオフ解禁のあおりを食らうというリスクが 生じるようになったということです。 ペイオフ解禁には、事情があります。 銀行の倒産時は、国が援助を行うことでペイオフ凍結が成り立っていました。 ただ、国の財政も決して潤ってはおらず、むしろ年々厳しいものとなっています。 援助体制が立ちゆかなくなり、ペイオフ解禁となったのです。
ペイオフ解禁により、銀行で貯蓄を行うことは自己責任制となりました。 低金利でも資産を預けたのは、安全だからというのが一番の理由だったはずなのですが…。
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(株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
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