- (株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
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2013年5月27日月曜日
年金受給年齢引き上げによる国民いじめ
国の財源の厳しさに端を発した年金受給年齢引き上げが、本格的に開始されました。
さらに、年金難民を生み出さないための定年延長も、同時にスタートしています。
いくら食生活が豊かになり医療技術が進歩したとはいえ、60歳が"老人"であることに変わりはありません。
下の世代よりも目や耳が衰え、記憶力も減退します。
現在の5年延長であれば、まだまだ現役で頑張れるという当事者の声もあります。
しかし、一方で老体に鞭打って働かなければならないことに落胆している人たちもいるわけです。
また、上の世代を見ている若い世代も、自分たちが将来ますます長い期間働き続けなければならない可能性が高いことに大きな不安を抱えています。
現在一部の政治家が、68~70歳という更なる引き上げ案を主張しているからです。
当然報われない年金制度にも疑問を感じるので、保険料を納めない人たちは今後ますます増えるでしょう。
保険料が納められないと、年金の財源はより厳しくなるという悪循環に陥ります。
結局の所、年金受給年齢引き上げという政策は、国民いじめでしかないのです。
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