2012年11月30日金曜日

少子化の長所と短所

昭和、特に戦後の時代は1つの家庭につき子どもが5~6人いるのはめずらしいことではありませんでした。 経済成長のため、産めよ増やせよ政策が行われていたからです。国民も子だくさんこそが幸せの証と信じていました。 しかし、現在は幸せの形が多様化しています。多くの選択肢があるため、必ずしも子どもを育てることがその人自身の幸せに直接つながるわけではありません。 また、子どもが欲しくても経済的事情で育てることができないという不況のあおりを受けた人もいます。 ゆえに、出生率の低下による少子高齢化や人口減少が加速しています。 少子化は短所と長所があります。短所は、世代間で相互に助け合う社会保障システムの崩壊です。 若い世代が支払う社会保険費用を値上げせざるを得ないため、生活費や貯蓄に悪影響を及ぼします。 さらに、自らが高齢になると少子高齢化や人口減少はますます進んでおり、年金を受け取れないかもしれません。 一方、長所は、人口密集率の低下です。 小さく平地の占める割合が少ない日本の土地、ゆったりと利用できるようになります。 例えば、日本よりも国土が広いドイツやオーストラリア、フランスは日本の半分を下回る人口で、国民の幸せ度も日本を上回っていることがデータで証明付けられています。 国の大きさに反して産めよ増やせよを奨励した政策が、少子高齢化や人口減少を招いたと言えるでしょう。 株式会社グランターでは資産運用セミナーを開催しております。今後の将来に必要な知識を知恵に変えられる内容となっておりますので是非ともご参加ください。

(株)グランター 代表取締役 木戸 雄介
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